ごあいさつ

PCI に OCT/OFDI を最大限に活かす

「Beyond Angiography」は、米国で Nissen 教授(Cleveland Clinic)、Yock 教授(Stanford University)らが中心となって発足した会で、日本でも1996年に山口徹先生、鈴木孝彦先生らを中心に Beyond Angiography Japan が発足し、今回で第22回目を迎えることとなりました。

本会では、血管造影法の限界を補完し得る新たな診断技術である血管内エコー法、血管内視鏡、血管内ドップラー法、冠内圧法、OCT/OFDI、超音波組織性状診断に加え、非侵襲的診断法である CT や MRI 等を取り上げてきました。それらの科学的根拠、臨床的有用性および安全性などについて詳細に検討し、発表や討論を通じて最新の知見が紹介され、本領域の発展に大きく貢献してきました。

第22回を迎える今回のテーマは、PCI ガイドにおいてようやく市民権を得てきた OCT/OFDI-guided PCI にフォーカスを充てたいと思います。第1部では OCT/OFDI を PCI に活かすための基本的知識、実臨床での活用法をレクチャーいただきます。第2部では、PCI ガイドにおける、FFR、IVUS および OCT/OFDI の適応についてディスカッションいただき、いかにこれらの modality を適切に選択するかについて考えたいと思います。第3部および Poster session では、CT, FFR, IVUS, OCT/OFDI 等に関連した症例報告を幅広く募集いたします。これらから選別された優秀演題は表彰及び賞金を提供させていただく予定です。

発表者の皆様には、自費負担ではありますが、日循会期中のホテルを金沢市内に確保いたしております。どうぞご利用いただければと存じます。発表者・参加者が一体となっての熱い意見交換の場にしたいと思いますので,多くの皆様のご参加を心からお待ちしております

大会長 志手 淳也 (大阪府済生会中津病院)